陰キャ英雄伝説

地方在住 意識低い系大学生の生活史

ゲームが上手いやつは賢いのか

こんにちは、鮭です。

 

突然ですが皆さん趣味はありますか?

 

僕は生来飽きっぽいので三日坊主どころか3時間足らずで物事をやめてしまうことが多々あります。しかしそんな飽きっぽい僕でも続けられている趣味の一つにゲームがあります。これまでゲームに費やしてきた時間を概算しようとすると指の本数が足まで使っても足りなくなってくるのでここではしませんが、まあとにかく長い期間ゲームを楽しめています。そうやってゲームをプレイしていく中で気づきたくないことに否が応にも気づかされてしまいました

 

ああ、、、俺ゲーム下手なんだなって。

 

必ずしも全てのゲームが苦手というわけではないです。カードゲームやRPGであれば平均以上はこなせます。(だからどうした) ただ、アクション系のゲームが壊滅的に下手なのです。どんだけかと言われれば小学4年時、1-1でクリボーに3回殺されたしカービィという無限にジャンプできるはずのゲームで落下死しまくっていたほどです。それでも一人なら結構楽しめていたのですが学年が進むにつれて自然と友人とゲームをする機会というのが出てきます。やんちゃだった友人(よくスマブラでフォックスを使っていたのでFとします)は学校の成績が悪く少しお馬鹿さんでもあったため当時THE☆優等生だった僕は正直Fのことを見下していました。ただそいつはゲームがめっちゃめちゃ上手かったんです。スマブラではストックを一つも取らせてもらえなかったしその他オールジャンルでも僕はそいつにボコボコにされました。この後に言われた言葉は今でも忘れません。

「おまえ、学校以外ではカスだなw」

この出来事と、ちょうどネットに触れ始める機会が被ってしまったのが僕のゲーム人生最大の不運でした。見下していたやつにぼろ負けし見下し返されたという事実と「○○出来ないやつは人間じゃねえww」「生きてる価値ねえわww」などのネットの心ない言葉が幾重にも重なる刃のように僕の心をえぐりました。そこから数年はまさに暗黒期でした。勉強を頑張ってもスポーツを頑張っても「結局俺は地頭悪いからすぐみんなに追い抜かれるんだろうな、、」などと自分の努力にすら誇りを持てない有様でした。アイデンティティーを何より欲していた思春期にこのような自己否定を受けたことは割と大きかったんだなと今でも思います。

 

ただ、傷も癒え精神的に成長した今ならFの気持ちも、ネットの奴らの気持ちも分かります。だって同じ穴の狢だったから。彼らにはきっとゲームが全てだったのです。僕にとって学校の成績がそうであったように。僕にとっては娯楽、彼らにとっては生きがい。そりゃあ勝てるわけがありません。(これに気づけたのは僕もあるゲームを生きがいレベルでやりこんだからなのですかこの話は今度にします。)

 

 さて、タイトルに触れていきましょう。

ゲームが上手い=賢いではないしもちろんゲームが下手=馬鹿でもないのでしょう。ゲーム以外でも同じことがいえます。あらゆる分野の総合値がその人の評価を決めるのに一側面だけ切り取るのはあまりにもナンセンスです。馬鹿がいるとすればこんな妄言を信じて悦に浸ってる連中と真に受けて落ち込んだ僕くらいですかね笑

 

 この記事を読んでくださった人の中にもし得意なことで他人に優越感を得ている人がいるのならやめとけと忠告します。なぜならいずれあなたも「負ける」時が来て、そのとき手痛いしっぺ返しを食らってしまうからです。それに得意なことは往々にして好きなことである場合が多くそれをマウンティングの材料にするのはかつてのあなた自身がかわいそうじゃなーい?と思います。僕はね。

 

マウンティングなんていうつまらない言葉が消えますようにと思いながら筆を置かせてもらいます。