現実を忘れたければフランス文学を読もう
ついこの前僕はフランス文学に初めて触れました。始めてお酒を飲む人にウォッカを与えてはいけないように僕には刺激が強いものでした。その結果のめり込みすぎて一種のトランス状態になっていました。最近やっと落ち着いてきたのでその魅力をご紹介したいと思います。
そもそもみなさんフランス文学といわれて何か思い浮かびます?思い浮かぶやつはガチでやべーやつです。友人にそんなやつがいたら手を引きましょう。あなたが当人だったら友人から手を引きましょう。
とまあ冗談はさておきフランス文学で(日本で)有名な作品といえばやはり「星の王子様」でしょうか。カレーのあいつではないですよ。
(たしかにこいつも星ついてるけど、、、、)
この作品はかなり有名でもしかしたら学生時代読んだ人もいることでしょう。なので今回この説明は省きます。
今回はその他のフランス小説、特に恋愛小説について紹介していきます。日本とフランスというのはなかなかに対照的な地域でしてフランスは個人的な価値観を重んじるのに対し日本は社会的な価値観を重視します。そんな違いが芸術面にも如実に現れています。そしてその違いが僕たちを天国に連れて行ってくれます。(意味深)
そんなフランス小説の中で僕イチオシの作品に「椿姫」というものがあります。
みなさん、特に暇な学生の君はマジで読もう。お酒を呑めるなら呑みながら読もう。コンビニワインがボルドーのヴィンテージ品になります。(個人差、諸説あり)
詳しいあらすじはググってもらえば出てくるのでとりあえず以下の3人を覚えてもらえれば結構です。
高級娼婦のマルグリット(ヒロイン)
若い貴族のアルマン(主人公)
デュマフィス(作者、語り部)
友人の紹介でアルマンがマルグリットに出会い2人は惹かれ合う、、、みたいなありきたりな感じで物語は進んでいくのですがこの作品のエグいポイントはその心理描写です。とにかくそれが達者すぎてこのようにありきたりな展開でも全く退屈しません。むしろ心動かされっぱなしです。メインの2人ですがこいつらマジでみっともないです。嫉妬はするわ嫉妬で送った手紙を後悔しまくるわ小説のキャラみたいに(実際そうなんだけど)カッコいい決断しといてうじうじ悩むわとにかく全然かっこよくないです。ただそれがたまらなく愛おしくなってきます。そしてそれら負の感情により僕らは作中に引きずり込まれていきます。子供が怪しい路地に迷い込んでしまうように。そしてそれら没入感を生み日本の現実からトべます。
読後、深海から上ってきて久しぶりに息をした、そんな感覚に襲われました。数日は脳に入れ墨を入れられたように2人の会話が頭にこびりついたままでした。
合法でドラッグを決めたいという人は是非読んでみてください
p.s
ジャンル問わず没入感のエグい作品があればキめたいので教えてください!!!!!!!
小説以外の媒体でも大丈夫です!!!!!